真剣に保育士を目指す方、必見!保育実習での不安を取り除くための解決策

実習生も知っておきたい障害のある園児への対応

障害のある園児への対応は、加配という形で保育士を増員されます。これから保育士を目指すあなたは、「障害」というものに理解が必要です。パラリンピックでの日本人選手の活躍は著しく、障がい者がハンデを抱えながらも、努力によってあれだけの成績を挙げている現状を目の当たりにしていますね。
 
保育をしていくうえで、障害のある園児に対しても、保護者と連携を密にして信頼関係を深めていくことが大切になります。障害等で配慮を要する園児の保護者は、子どもさんの発育や言動に悩んだり、他児との関係を気にしたりという点でも悩みを抱えておられるのです。保護者を支えるのは保育士だというくらいに重要な位置づけだと思っておいていいでしょう。
 
実習中に障害のある園児と関わる機会があった時には、どんな対応を行うのでしょうか。これについては、実習が始まってからでは遅いと言えます。あなたが心得ておかなければならないことは、「障害」というものの理解です。障害の中でも発達障害(後述)は、今大きく取り上げられています。その診断を受ける予約待ちがかなりの数になっているという報道もありました。
 
そのそれぞれに違いや個人差があり、複合している場合もあります。また、園児の段階ではボーダー(ライン)として分かりにくいこともあります。(小学校に入学してから分かる場合もある)保育士さんの一つの大きな仕事とも言えるのが、ボーダー(障害があるのかないのか)の子どもへの対応です。これには、保護者の方との連携や共有が必要で、その対応を間違うと大変なことになります。
 
保護者の方によっては「うちの子に限って障害があるわけがない」というスタンスをお持ちです。そういう保護者に対して「一度専門的な機関で検査されたら」と親身になって言ったとしても、憤慨されることは間違いないでしょう。(後述)
 
それほど障害というものに敏感になるのが親というものなんでしょうね。ただ、5歳児にとっては目の前に小学校があります。小学校に入る前の就学時健康相談などで、保護者の方にはぜひ相談して欲しいという子どもさんもいるのです。ですから、保護者の方とは日頃から何でも話せる良好な関係を作っておく必要があるのです。そうすることによって、専門機関のお話もできるかもしれません。あくまでも園児のためなのですから。
 

保護者の知識は保育士より上

保護者の不安は、集団生活への順応です。うまく適応していけるのか、期待というよりも不安はかなり大きいものです。障がい児の保護者は、今ではいろいろな障がい児を抱える保護者の集まりもあり、その悩みを共有する機会はたいへん多くなっています。ということでわかるように、障害についての知識やスキル、社会情勢などはしっかりと勉強されている保護者の方は多いのです。
 
我が子を保育園はどのように受け入れてくれているか敏感になっておられます。加配はもちろんですが、行き届いた目を要求される保護者もおられます。実習生のあなたは、このような思いを持っている保護者との良好な関係作りをしていくことになるという覚悟はしておいてください。そのためには、まず保護者の思いを十分に聞くことから始まるということですね。
 

支援は

さて、今述べました保護者対応を理解した上で園児の保育にあたることになりますが、障害の異なる一人一人の園児の理解は、他の園児と同じで、子ども理解から始まります。何ができて、何ができそうで、何ができないのかということを把握していきます。(病弱の園児の場合には、物理的に無理な場合もあります。)できそうなことへの支援はなかなかたいへんで、保護者の方の協力を得ながらすすめることになります。
 
保護者の思いは「障害のあるうちの子も他のみんなと同じように保育をして欲しい」ということです。しかし、障害の程度にもよりますが、声かけや補助、特別な支援というものはいります。ただ、集団の中で一緒に活動することは可能ですから、保育園の間は(小学校に上がるまでは)保護者の理解を求めてできる範囲で同じことができるようにすることが大切です。
 

発達障害の理解も

最後に、実習中のあなたにぜひ知っておいて欲しいことをご紹介したいと思います。それは自閉症やLD(学習障害)、ADHD(多動性障害)という障害もあるということです。最近では、児童相談所や療育センターなどで、その診断を受けて発達障害であることが分かるようになっていますが、先ほども述べましたが、その診断には、予約をしてもかなりに時間がかかります。また、その保護者は、子育てというものに疲れておられるようです。保育士はここでもプロとしての対応をしていくことが要求されるのです。(次回、「実習生が知っておくべき発達障害の園児とその保護者」に続く)