真剣に保育士を目指す方、必見!保育実習での不安を取り除くための解決策

0歳児へのかかわり方と留意点

大学で保育については勉強してきているものの、何歳児を担当するのかは気になるものです。乳幼児の頃の一人一人の発達には大きな個人差があります。私が実際に経験してきた園児の様子をお話したいと思います。お子さんの発達の状況や健全な育ちのために大切なことを、実習前に先読みしておいていただければと思います。保育士が積極的に関わってあげることが大切だということは大前提です。
 
ここでは、
実習担当0歳児へのかかわり方と留意点
 
をご紹介します。
 

0歳児への関わり方

0歳児といっても幅が広いということは、まず心得ておいてください。年を取った1年と、0歳児の1年とでは全く違うのです。保育士さんの中でも0歳児などの乳児保育については、実際に自分の子どもを育てた経験のある方が担当する場合が多いのですが、実習生となると、あなたでも0歳児の担当になることもあります。「たいへんだなあ」と思わずに、「チャンスだ」という捉え方でいくといいと思います。
 

0~2ヶ月

この時期に預ける方はほとんどありませんが、まれにお仕事の関係で預けられることもあります。本当に慎重にならなければならない時期で、園児は泣くことで不快を表現します。おむつかミルクか、どこかが痛いのかあなたに伝えます。あなたが慣れない間は、保育士のやり方を見ながらいろいろと試して見ましょう。学生さんにとったら分からないことだらけですね。
 
0~2ヶ月なら担当の保育士の指示に従うのが一番なのです。何でも聞くようにしたらいいと思います。園児に対しては、スキンシップと優しい声かけが重要です。おむつだけでなく、よだれや夏場の体拭きも「清潔のしつけ」というように考えて接することです。追視が始まったら、物を目で追いかけて遊びます。さまざまな刺激に対して多くの反応を見せますので、体を触ったり「あーあー」とおうむ返しをしてあげたりするのもいいでしょう。
 

3~4ヶ月

音の方向がわかったり、目でしっかりと物を追ったりできるようになります。色鮮やかなガラガラなどのおもちゃを使って遊びます。手で持たせるとそれを口に持っていく時期でもありますので、しっかりとした見守りは必要です。手足の反応がよくなってきますので、あなたは多くのスキンシップをとって五感を刺激します。
 
また、夜にぐっすりと眠る時期(昼夜の区別がつく時期)ですので、生活リズムという点でも家庭と連絡を取り合いながら配慮する必要があります。(昨日の夜の様子など)さらに首がすわってくる時期ですがまだまだ不安定です。うつ伏せで首を持ち上げようとしますが、すぐ、がくんと顔を床につけてしまいます。床のカーペットやマットなどの清潔さも大切になります。
 

5~6ヶ月

なんにでも興味を示し、ズリバイやハイハイで手の届くものならつかもうとします。声かけが一番いる時期でしょう。物の名前を積極的に言ってあげること、「はいどうぞ」や「ありがとう」という会話も大切です。あなたはどんどん声かけをしてあげることです。3~4ヶ月同様にしっかりとした声かけが必要で「いないいないばあ」や「○○ちゃん!」などの声かけには笑顔でこたえるようになってきます。
 
また、ほこりなどの小さなものでも口に入れるので誤飲や誤嚥に注意が必要です。手足をばたつかせたりして遊ぶ時期ですので、小さなボールやガラガラで一緒に遊んであげる必要があります。
 

7~9ヶ月

愛着形成される頃です。情緒が育ちその分人見知りが始まります。大切なことは保育園でも家庭でも十分なスキンシップをとることです。泣いたり笑ったり感情が豊かに育ってきますので、やさしく受け止めてあげなければなりません。9ヶ月を過ぎますと好奇心旺盛で行動範囲が広がります。一緒にいろいろと遊んであげることです。
 
園では安全への配慮を十分にする必要があります。ボタンやおもちゃの部品などが床に落ちていないかをチェックすること、ロッカーなどの角や机などの角には安全のためのクッションが入ります。動き回ることは自然な行動ですので、止めるのではなく、あなた自身が、園児が安全に活動できるように環境を整えることが大切なのです。
 

10~12カ月

つかまり立ちや歩行を始める園児もいます。伝い歩きをどんどんしますので、机や台を使って運動ができるようにしてあげなければなりません。手押し車を用意して遊べるようにしてあげるのもいいでしょう。あなたは補助しながら手伝ってあげることです。また言葉を言い始める時期です。絵本などを読み聞かせるなどをして言葉というものをどんどん吸収できるようにしてあげましょう。
 
ご紹介しましたように、0歳のこの時期の子どもは、その発達は著しいのです。しかし、個人差というものがあり、早く歩くようになる子、言葉をしゃべるのが早い子など、その子どもさんによって違いがあるのです。実習中に学ばなければならないことは、それぞれの発達段階に応じて、どう園児に接するのかということです。あくまでも目安にしてくださいね。