真剣に保育士を目指す方、必見!保育実習での不安を取り除くための解決策

実習担当3,4,5歳児へのかかわり方と留意点

ここでは、
実習担当3,4,5歳児へのかかわり方と留意点
 
をご紹介します。
 

3歳児

好奇心が強まりどんどんチャレンジする3歳児です。ですから、保育の時間内に、その作業や遊びを終わろうとしない園児に困ってしまうのです。しかし、社会性も身についてくる頃でもありますから、「他のみんなは次の遊びを始めたよ」と言ってあげると夢中になっている遊びを切り上げるものです。保育園では「自分が好きなことをしたいけれども、みんなと同じことをしたい」という気持ちになるのですね。
 
いろいろな鬼ごっこを
鬼ごっこができるようになる年頃です。実習生のあなたは、実習前にいろいろな鬼ごっこのネタを調べておいて使えるようにしておきましょう。また、音楽に合わせたリズム遊びも大好きです。ジャンプを特に好みますので、飛ぶ動きのあるリズム遊びを積極的に取り入れてあげましょう。バランス感覚を養う時期でもあります。運動場に白線を1本引いて「落ちないように歩くんだよ!」なども一方法ですね。
 
指先を動かす機会を
2歳児までは、やっぱり危険だとしていたハサミを使い始めます。実習前に保育でどう指導したらよいかを実践で考えておいてください。最初はなんとも不器用な子どもたちですよ。ハサミを使った工作、折り紙など、手先をどんどん動かす活動を取り入れてあげるといいでしょう。手先を動かすことは知能の発達につながるのです。
 
ケンカを見守る余裕を
3歳児は、ケンカを通して社会性を身に付けます。危険を感じない限り(口論など)は見守ることも時には必要でしょう。実習前に、ぜひ公園などで起こる園児のけんかを見ておくといいでしょう。ただ、忘れてはならないことは、保護者の方に「こんなけんかをした」という報告です。あなたがどう解決したかも信頼につながりますから。
 

4歳児

よく話すようになる4歳児です。家であったこと、お出かけしたこと、テレビで見たことなど、大人に聞いて欲しい年頃です。この時あなたが気を付けなければならないことは、公平に聞いてあげることです。おとなしい子にも聞いてあげます。そうすることによって「私の話も聞いてくれた!」と思うものなのです。コミュニケーションの大切な時期ですから、園児の興味のあることを調べておくことも大切です。
 
安全第一で
遊具、鬼ごっこ、かくれんぼなど動きがかなり激しくなるときですから、安全面での配慮が重要になります。特に、高所での動き、走っているときの衝突、順番に並んでいるときの押し合いなどには最新の注意が必要です。ケガはつきものですが、大きなケガになったらたいへんです。実習生のあなたには注意義務(気をつけることをしっかりと注意した上で遊ばせること)があります。どんな場面でどんな注意をするかを前もって考えておくといいでしょう。
 
嘘を正すこと
4歳児は、家庭環境にもよりますが、暴言を言うようになったり、嘘を平気でついたりするのです。暴言については、人を傷つけるような言葉については、きちんと保護者の方にも伝えて家庭と園で協力していくことが大切です。嘘は自己防衛の手段として使うようになります。「私が遊んでたおもちゃを○○ちゃんが取った!」(事実は、自分が遊びたい)などの嘘です。まずは子どもを信じてあげましょう。ここで、あなたに学んで欲しいことは、園児が自分でその嘘に気付き、正直に話せたら褒めることです。
 
何でも書きたい!作りたい!
お絵かきの時間、クレヨンを使わせると分かりますが、とにかくいろいろな色を使いたがります。カラフルな雪だるまができるのです。あなたは、概念にとらわれることなく思う存分いろいろな絵画を楽しませてあげることです。園児は友だちの作品を見て、自分との違いを見て学びます。また、マーカーや色鉛筆などの画材で、力加減も学んでいきます。
 

5歳児

人と関わりたい、いろんな話をしたいという好奇心を強く持つとともに、ルールって何?と集団のルールにも興味を持ち始めます。物を大切にするという思いこともこの頃に強くなってきます。実習中には、たくさんの話をしてあげるとともに、物を大切にする模範を見せてあげなければなりません。積極的に人と関われる園の行事などがあればなおいいですね。
 
褒めるということ
自分でできること(逆上がりや跳び箱、線に沿ってはさみできることなど)が増えてきます。ですから、あなたは、一人一人が新たにできるようになった瞬間を捉えて「褒めてあげる」ことを中心に関わっていくようにします。当番活動も行うようになりますので、その活動に対していっぱい褒めてあげましょう。小さな伸びを見逃さないようにしてあげることが重要です。
 
人とのふれあい
実習中に地域の方とのふれあいの機会があればいいですね。地域の方の前で園児が見せる立ち振る舞いは見逃せませんよ。一人一人の様子をしっかりとメモをして保護者の方に具体的に伝えましょう。その他にも小学校に出向いて1年生体験や園内での縦割り保育などの機会もあります。お散歩で近くのお店やゲートボールをされている方とお話しする機会もあればいいですね。
 
文字や数字はどうするの?
1年生に向けて、文字や数字の学習をする保育園も多いです。実習で学んで欲しいことは「覚えるタイミングは園児それぞれ違っていい」ということです。家庭で学んでいる子どもさんもいます。初めて文字や数字に出会うお子さんもいるのです。文字や数字を使った遊びを考えておくといいでしょう。数字の書かれた時計、「一つ、二つ・・・」とみんなで数える機会などを園児と一緒に楽しむという方向でいいでしょう。
 
0歳児から5歳児まで「実習担当がかかわるときの留意点」をご紹介してきました。ただ、次の3点についてはしっかりとわかっておいてください。
・ここにあげました例は、あくまでも実習生のあなたに、実習前に心得ていて欲しい内容です。園の方針や担当の先生の考えもありますので、それには従ってください。
 
・「こんなことはどうでしょうか。」という提案はどんどんすればいいと思いますので、安全面への配慮などをきちんと説明していきましょう。
 
・個人差についての配慮は絶対にいります。保護者の方と協力するような場面も出てくると思います。担当の先生と相談して実践するようにすればいいでしょう。