真剣に保育士を目指す方、必見!保育実習での不安を取り除くための解決策

実習中に見ておきたい保育現場の実情

これから実習、採用、そして保育現場でがんばっていくあなたに、現在の保育現場の実情についてご紹介します。実習での成果を目指して大学等で学んでおられると思いますが、今の保育現場では、実習生に対してきめ細かい指導をするだけの余裕がない保育園が多いのです。それは、お分かりのように「保育士不足」が影響しているのです。
 
極端にいいますと、あなたにも短い実習期間ではありますが助けて欲しいのですね。ということは「見て覚えて!」「やってみて学んで!」という一見放任的な指導になっているのですね。大切なことは、今ご紹介しています「実習に臨む心構えや準備」がしっかりとできていれば大丈夫です。見る視点をしっかりと決めることや実習に至るまでの準備というものが非常に重要になります。
 
保育園の実情は、あなたのような新人であっても即戦力として、すぐにでも主になって欲しい人材なのです。園では、定められた保育士の人数は確保してはいるものの一人一人の園児の対応には、まだまだ人手が欲しいのが本音です。ですから保育園側は、実習生を受け入れはするものの、十分な指導をしてあげられないという申し訳なさもあります。
 
実習でのあなたの収穫は、実習担当となった先生の資質によるところもあります。保育士さんの中には、残業や持ち帰り仕事を苦にせずに、園児のために一生懸命にされている方もおられます。一方でサラリーマン的に割り切った方もおられます。その人の保育士としての育ち方や職場経験、人との出会い、その人の価値観、コミュニケーション能力の優劣などによるということになります。以下、具体的に見ていきます。
 

保育現場の育成課題と現状

○「見て覚える」は難しい

昔から「先輩のいいところを盗むんだ!」ということを新人研修で言われますね。サラリーマンの場合には「電話の応対の仕方」「書類の処理能力」「上司への報・連・相」などを見て学ぶ部分はたくさんあります。それに対して保育士は、先輩の動きを「じっと見ていられない」ということです。(自分も園児の対応で精一杯だということ)これは、実習に行っても同じことが言えます。
 
参観指導の時間があります。担当の先生の保育を参観して指導力や技術を学ぶのですが、その現状は、ゆっくり参観ができないのです。参観していても園児が話しかけてくる、おもらしをする、担当の先生が「ちょっとこの子保健室に連れて行ってくれる」など・・・参観しているのか、保育しているのか分からなくなるようなこともあるのです。
○「見て覚える」ための準備を
実習担当になる保育士さんは、それなりに保育経験豊富な方が当たります。ですから担当者が忙しい中でも、あなたが見て覚えるチャンスはあるのです。
  1. ・園児を注目させる指導技術
  2. ・園児に話しかける言葉
  3. ・泣き出した園児の対応
などです。しかし、ただ単に「園児を注目させるにはこうするのか」という見方ではいけません。あなたが実習前にしっかりと準備したことの確認です。注目させるには、私が考えていたキャラクターの人形を使う方法もあるけれども、指遊びという方法もあるのかという見方です。
 

○現場の流れを理解する

保育園の一日の流れをつかむことも実習中に見ておきたいことの一つです。実習中には朝早くに登園してくる園児を出迎えるでしょう。そこから園児の一日が始まりますが、先生はどんな動きをするのでしょうか。保育士さんの忙しさは、並大抵ではないことは分かっておられるでしょう。
 
その日の連絡が必要な子どもさんには個人向けの連絡簿を書かなければなりませんし、保育が終われば、保育日誌や、園便りなどの事務仕事、明日の準備作業、職員会議などもあります。保育士さんがどのように忙しい日常を送っておられるかをしっかりと目の当たりにしておくことも必要でしょう。
 

○役立つ場面・必要な場面を共有する

あなたが学生ですと、実際の保育の現場で働くという絶好の機会はありません。園長先生や実習担当の保育士さんをはじめとする多くの方から学べるよい機会になります。あなたが準備したことの確かめと新たな発見をどんどんしていってください。しかし、忘れてはならないことは、園児にとっては、あなたは、保育士の先生と同じ立場の「先生」なのです。園児や保護者を前にしたときには、実習生という甘えは通用しません。
 
以上のように、実習中に保育現場を経験するためには、見る視点をしっかりと準備する必要があるのです。また、実習生として勉強する立場でもあり、また先生という立場でもあることもなりますので、実習は思っている以上に大変になります。でも園児と過ごす楽しさは何よりも心の支えになります。多くのことを学び、可愛い園児と関わりましょう。